アクタージュ【第91話】は2019年11月25日発売の週刊少年ジャンプ2019年52号に掲載されました。
この記事では最新話【第91話】『夜凪のために』のネタバレを含むあらすじと感想をご紹介します。
前回の話をまだ読んでいない方はこちらから先にご覧ください。
この先、ネタバレの内容を含みます。
アクタージュ【第91話】最新話のネタバレ・あらすじ
夜凪の圧倒的な存在感にも負けない演技をみせる白石。
私はあなたを救いたい、という三蔵法師の言葉に羅刹女は戸惑いをみせます。
沈黙の多い場面でもありながら完璧な間を作る白石の芝居にアラヤは驚きます。
市子と武光の出番はそんなシーンの途中からでした。
武光は夜凪に出会ってからの事を思い出します。
（最近まで素人同然だったお前が）
夜凪を支える、という決意とともに飛び出した武光。
心の中の敵を鎮めて楽になりませんか、という三蔵法師の言葉に羅刹女が応えようとした瞬間に、二人の間に飛び込んでくるのでした。
せっかく羅刹女が心を開こうとしていたのに、と観客に思わせるようなシーンを作り出した市子と武光。
武光は夜凪の存在感の大きさを改めて実感します。
客席がよく見える、と武光は自分自身を分析します。
（自分も他人もよく見えているだけ、理想の状態だ）
（突然の敵役の登場に驚きと不安の表情、欲しかった反応だ）
冷静に観客たちを観察し、出だしは好調だと自分自身に言い聞かせます。
沙悟浄役の市子が、三蔵法師の守りに入る中、羅刹女と対峙した武光演じる八戒。
羅刹女は自分が騙されたと思い、八戒を攻撃します。
（俺が派手にやられるほど、お前が目立つはず）
覚悟を決めている武光は羅刹女の攻撃に派手に打ちのめされます。
一瞥することなく、八戒を倒す羅刹女。
武光もまた、受け身を取ることなく体を張っています。
倒れた武光は起き上がりながらも、何か違和感を感じているのでした。
改めて夜凪の正面に立ち、そのプレッシャーに足がすくむ武光。
しかし違和感の正体はそれではなく、夜凪の視線の先にありました。
（夜凪の視線の先に俺がいない）
自分に対峙しているはずの八戒を素通りし、羅刹女がまっすぐ見つめているのは三蔵法師でした。
（初めから蚊帳の外・・・対峙していると思っていたのは俺だけ・・・）
武光はその事実に気づき動揺するのでした。
そんな彼を舞台のそでから見つめながら陸が分析します。
「どこの世界にモブを相手にする強者がいる」
武光が夜凪の芝居にあてられて、自らモブに成り下がったという陸。
花子もまたそれに同意します。
武光は無意識に周りに気を配り、自分の役割をはかってしまう性質がある、と。
「主演のために自分の存在の主張をあきらめてしまっている」
陸は今まで自分に対峙してきた多くの役者がそうなっていくのを見てきました。
「自らモブを演じれば一生名無しのまま消えていく。それが役者だ」
陸もまた、夜凪の存在感によってはじめてその感情を体感していました。
それを受け入れたものから役者として終わっていくのだと言う陸。
「覚悟しろよ武光、お前にとって今日がその日になるぞ」
夜凪の前で固まる武光は自分の言動を思い返していました。
（いつの間に夜凪・・・お前はこんなにも遠くに！！）
狼狽する武光に巻き返す方法はあるのでしょうか。
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アクタージュ【第91話】最新話の感想
夜凪のために芝居をすると決めた武光の覚悟が裏目に出てしまうような展開でしたね。
陸が言った通り、ここで終わってしまうのか不安が残ります。
市子の演技もこれからですし、なんとか武光の持ち直してくれるといいなと思いました。
また父親が観に来ていると言っていた武光の言葉も気になりますね。
夜凪のために演じてきた武光が、役者として自分の存在感を取り戻せるといいのですが。
まとめ
以上、アクタージュ【第91話】のネタバレ・感想をご紹介しました。
次号も見逃せませんね。
次回のアクタージュ【第92話】は2019年12月2日発売の週刊少年ジャンプ新年１号に掲載予定です。
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