妖怪アパートの幽雅な日常【20巻】最新刊のあらすじ・ネタバレと感想・考察を紹介!

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感想・ネタバレ
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妖怪アパートの幽雅な日常【第20巻】は2020年4月9日(木)に発売されました。

この記事では『妖怪アパートの幽雅な日常』最新刊20巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。

この先ネタバレの内容を含みますが、「やっぱり文章ではなく漫画として読みたい!」という方は下のリンクで読む事ができますのでお試し下さい。

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妖怪アパートの幽雅な日常【第20巻】のネタバレ・内容

主人公稲葉夕士の親友長谷泉貴、その姉の汀が子宮横の腫瘍で倒れ、その原因が最近逝去した祖父恭造の怨念であることが判明したのが前巻。この20巻ではその理由と解決方法を探る。
まずは恭造の過去を、恭造の息子であり長谷の父である慶二に話を聞くことにする。
「鬼恭造」と呼ばれた祖父恭造の過去は凄まじく、そう呼ばれる所以はいくつかあるが、そのひとつが経営手腕。相手を自殺や一家心中に平気で追い込むようなことも多く、それだけで恭造が人でなしだということが伺える。
結婚も経営拡大のためのひとつでしかなく、産まれた子供も跡取りである長男しか興味なし。その長男との接し方も経営拡大のためのもの。次男である慶二は完全に蚊帳の外だった。
そんな慶二は早々に長谷家に見切りをつけ、高校から家を離れて着実に実力を上げて行った。
そうしているうちに、恭造は経営を長男に譲るも、英才教育を受けたはずの長男は恭造の才覚までは引き継げず、経営は傾いていった。
皮肉にも恭造の能力は、そのやり方を一番嫌悪していた次男の慶二に引き継がれていたのだ。
違うのは、嫌うだけあって、そのやり方は恭造のものとは真逆と言って良かった。自分しか信じない恭造と、周りに恵まれた慶二。そうした恵みを慶二は大切にした。
そうして留学や結婚を経て、ふたりの有望な子供を授かり、着実にキャリアを積んで今に至る。その間、慶二は恭造と没交渉だった。
そうして得た情報を、夕士と長谷は恩人とも言える霊能者の龍さんに千里眼で視てもらうために妖怪アパートに向かう。
妖怪アパートは夕士と龍さんが住まい、長谷も居心地が良いと隙あらば入り浸っているアパートである。人間と妖怪、幽霊が共同生活を送る不思議な空間である。
そして龍さんは、慶二も知らない恭造のさらなる過去をあぶり出す。
恭造の最初の犯罪は親殺しの様だった。そしてその親の首を「もの」に捧げることで、恭造は不思議な力を持つその「もの」と共存することになったのだ。
しかしそれでも恭造の人生は、本人にとっては失敗だった。全てを託した長男は思い通りに動かず、愛人に産ませた他の子どもも恭造にとって役立たず。唯一慶二だけが恭造の野心を託せる才覚を持っていて、だがその慶二は手元にいない。
恭造はおそらく慶二を羨んだ。穏やかで優しく可愛い妻、有能なふたりの子供。それは恭造にとって夢の象徴だった。
だから恭造は汀の身体を借りて、産まれ直そうとしているのだった。
恭造のイメージでは汀の子宮に収まっているはずが、恭造はその類の専門家では無いので、失敗して腫瘍となってしまったのだ。
それを解決するには、恭造の心の中で直接対決するしか無い。長谷は魔道士の卵でもある夕士を伴って、龍さんの力添えで恭造の心に入る。
そこで若かりし姿の恭造と対峙して、知る。これは恭造の思惑では無く、権力への執着を感じ取っている「もの」の暴走なのだと。
長谷は「いけるな……」と口角を上げた。

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妖怪アパートの幽雅な日常【第20巻】の感想と考察。

この恭造は長谷の祖父だということで、長谷のルーツでもある。だが自分自身の心の持ち様で、ここまで生き方というものは変わってしまうのだなとしみじみ思う。

長谷は恭造を嫌った慶二に教育を受けているので、優秀なだけでなく周りの人を大事にする。

夕士もそのひとりだ。親友と言っているぐらいなので特別な存在なのだが。

 

妖アパには様々なエピソードがあるが、この話では「人との関わりは財産であるから大切にしよう」と言われている様な気がする。

私にも大切な友人がいるので、自分のためだということも含めて、大事にお付き合いができたらと思う。

まとめ

以上、妖怪アパートの幽雅な日常【第20巻】のネタバレ・内容、感想を紹介しました。

次巻でおそらく解決するだろう。魔道士の卵である夕士が一緒なので、その力を借りつつ、長谷が知恵を絞るのだと思う。

このエピソードの主人公は長谷だと思うからだ。

掲載されている予告では、長谷は自らを危険に晒すとある。一体どんな方法なのか。とても楽しみだ。

 

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