ちはやふる【44巻】最新刊のあらすじ・ネタバレと感想・考察を紹介!

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マンガコミックス最新刊のネタバレ内容と感想考察 感想・ネタバレ
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ちはやふる【第44巻】は2020年5月13日(水)に発売されました。

この記事ではちはやふる最新刊44巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。

 

姉が届けてくれた自分の着物に袖を通し、気合を入れ直して第二試合に挑む千早。

勝負の行方はどうなるのでしょうか!?

 

この先ネタバレの内容を含みますが、「やっぱり文章ではなく漫画として読みたい!」という方は下のリンクで読む事ができますのでお試し下さい。

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ちはやふる【第44巻】最新刊のネタバレ・内容

名人・クイーン決定戦、第一試合では、名人戦で周防名人に対し新が一勝をおさめるも、第二試合は、大好きな山城読手の読みで周防の反撃が開始される。

一方、クイーン戦では詩暢に7枚差で負けた千早。姉が届けてくれた自分の着物に袖を通し、気合を入れ直して第二試合に挑んでいた。

44巻は、この第二試合が開始された序盤から始まる――。

 

応援席では、千早に指導をしたかつてのクイーン猪熊と審判を終えた永世クイーンの渡会が隣に座り、千早が詩暢に仕掛けたことについて話し始める。

詩暢だけが、かるたの札を心のあるものだと思っているが、その詩暢の<ちいさな神様のいる世界>を千早は乱そうとしているのだ。

序盤から定位置をづらす千早に、詩暢のビジョンでは神様たちがざわざわと居心地が悪そうにざわめき始め、なんのつもりかと、徐々に詩暢は千早への苛立ちが募ってくる。

それでも苛立ちながらも、神様たちへ、すぐにいつも通りに戻すから…と謝りながら札を取っていく詩暢だったが、第一試合のようになかなか流れのつかめる連取ができずにいた。

 

千早は、わざと紫式部の上に清少納言を置くなど、歌の内容・歌人の人柄・音や情景などと深く結びついている詩暢の世界を壊すかのように、次々と意図的に札を配置していく。

怒り心頭で詩暢の顔面は歌舞伎の隈取に!

見ている奏ちゃんや机くんも青ざめる。孤独だった自分にとっての唯一の友達である神様たちへの詩暢の思いと、自分の今までやってきたことを全てかけて詩暢の世界に近づこうとする千早。

二人の緊張感ある攻防戦が続き、集中を乱された詩暢から千早は3連取する。

「私が詩暢ちゃんを一番理解する者になる」と。

 

場面は、千早の両親と奏ちゃんの会話へと移る。

千早の着物の下の伊達襟がいい色だと褒める奏ちゃんに、千早母は、少しでも華やかな場にふさわしいように新しく買ったと発言。

それに対して、千早父が、せっかくの大一番なのだから伊達襟じゃなく新しい着物を買ってあげればよかったのではと呟く。

金銭面のこともあり母は夫に突っ込むものの、クイーンの着物に比べると地味で恥ずかしいと落ち込む。

そんな千早の両親へ、奏ちゃんは、千早が浦安の間で戦うときは母が買ってくれたあの着物でないと嫌だと言っていたことを伝えるのだった――。

 

場面はもとに戻り、相変わらず仕掛け続ける千早は、意図的に日本三大怨霊の二人の札を並べ、瑞沢の面々も驚きを隠せない。

しかし詩暢は、それを境に徐々に落ち着きを取り戻し、心地の悪い札を戻していく。

すると詩暢のちいさな神様たちは穏やかになり、そして千早のことを意地悪な子だと言い始める…。

それに気づき表情の固まる千早に、自分の嫌いな置き方は札に嫌われる置き方だと、馬鹿なことをしたと、詩暢は不敵な笑みを浮かべる。

千早は、ちいさな神様たちに意図的にわざと嫌なことをしたことで札に嫌われ、心の中で溺れそうになる。

そんな二人を見ていた伊勢先生は、第一試合で自分が優勢なのに早く勝敗を決めたがった詩暢を思い返し、この子には取らせたくないという、今までの詩暢にはない思いを感じ、千早が詩暢の特別な相手になり得るのではないかとふと思うのであった。

 

その頃、膝が痛いために会場に入らずロビーのソファーで観戦していた原田先生。

クイーン戦の前、千早は白波会には殆ど顔を出さずに、元クイーンらの指導ばかりを受けていた。

いつもの白波会の攻めがるたではない千早を見ながら、攻めがるたは古いのか・正座ができなくなったらどうしよう・攻めがるたが最強だと証明しないまま諦める時が来てしまうのか…と不安と恐怖にかられる。

 

一方、名人戦では、超高速で「村雨の…」を取る周防名人。

解説者が、名人は読手が子音を発する前にM音だとわかる感じの良さについて語る。

しかし新も負けてはおらず食いついていく。

そんな、動きにすべて理由があり感じの良さに引けを取らない早い取りのできる新に、観客たちは関心する。

流れが悪いのは運が悪いからではない、疲労の有無も体力の有無ではない、感じがよいのも耳がいいからではない…とすべて理由があり努力である、そんな祖父のかるたが浸透し祖父の乗り移ったようなかるたをしている新は、名人の快進撃に動揺することなく落ち着いている。

すると、周防は新へ、初めて会った時にきみを見てもテンションが上がらないと言ったことを気にしているのかと問う。

そして、冷静な誰かの皮をかぶったようなかるただと呟いた。

それに対して、新は、山城読手でも自分と祖父のかるたで互角に戦えているのに、自分が名人になれるのは今ではないとどうして言えるのかと、強い思いで反撃し、5枚あった差を徐々に縮めていった。

 

場面はクイーン戦に戻り、落ち着いた詩暢は普段の調子が戻ってきており、千早は思うように取れずにいた。

原田先生は、攻めきれていない千早に、もっと攻めろ!と心の中で強く思うが、千早の表情はそんな弱気なものではなかった。

千早はただ攻めきれていないだけではなく、改めて詩暢と札との繋がりに気づいたのだった。

自分ももう一度札と繋がろと心を落ち着かせ神様たちに礼をし、高速の取りを見せる。

そんな千早を見て、原田先生は、千早はどんなプレイスタイルを手に入れても魂が攻めがるたであることに気づく。

勢いを取り戻した千早に、詩暢は珍しくお手つきをしてしまう。

緊張感ただよう攻防戦に、千早の両親は、まぐれでもいいから一勝だけでもできたらなどと娘に何て失礼なことを思ったのかと反省する。

ちいさな神様たちは、やはり千早は面白い子だと言い、千早に取られ始める。

そんな札に焦る詩暢だが、札は、ここに来てくれたのはこの子がはじめてではないかと詩暢に伝え、詩暢はハッとする――。

 

再び場面は変わり、太一サイドへ。

太一は無事に周防の祖母を試合会場に送り届け、試合は見ずに帰るつもりだったが、神社で広史と共に参拝していく。

新を思って手を合わせる。周防名人はハンデがあっても現時点で最高峰にいる、でもだからこそ新に勝ってほしいと。かるたに愛されているのにどうでもいいような手の放し方をする周防だからこそ、周防にはかるたを好きな人に負けてほしいと…。

そして、太一はもう一度手を合わせて祈った。千早の夢が叶うようにと…。

会場へ向かう広史と別れ一人で帰ろうとする太一であったが、すれ違った二人組が千早の姉:千歳に会った話を耳にし、ハッとして駆け出す――。

 

クイーン戦最終局面。追い上げていた千早だったが、優しい自然な取りで最後の1枚を取られ、3枚差で千早は第二試合も落とすこととなった。

試合終了後、外へと駆け出す千早。裸足で、深々と雪の降る中、涙を浮かべながら立ち尽くす…。

「迫った。詩暢ちゃんの強さの核心の近くまでいった。だからこそ。勝つためになにができるのか、もうわからないよ―――――。」

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ちはやふる【第44巻】最新刊の感想

44巻は、第二試合がほぼまるまる入っていて、緊張感たっぷりの1冊でした。

幼い時からずっと孤独だった詩暢のかるたとの繋がりや想いと、詩暢を一人にしない為にその場所へ近づきたい千早。

二人の強い想いと勝負が重なって、圧倒されました。

原田先生の、自分がいつまで現役でいられるのか不安に駆られるシーンはとても切なかった・・・。

太一が神社で二度祈るシーン。広史さんは「二人ぶん」と思ったけれど、あれは新・周防さん・千早の3人分…という言葉にしない描き方で素敵でした。

周防さんが好きだからこそ新に負けてほしい、太一の思いがとても伝わってきました。

駆け出した太一ですが、何を思ってどこへ向かったのか?

次回が楽しみです。帰らなくてよかった!!!

44巻のラストシーン、、、100%の努力をして全力を出して、それでも勝てない絶望感・・・号泣しました…。

 

 

まとめ

以上、ちはやふる【第44巻】のネタバレ・感想をご紹介しました。

お姉ちゃんに試合見てほしい!駆け出した太一が千歳を連れて会場に来てくれることに期待です!

名人戦は、おばあちゃん来たし、周防さんが勝つと予想します。

そして何より!とにかくクイーン戦第三試合は千早が勝ってほしい!

せっかくの5本勝負なのに、ストレート負けじゃあ、、、。第五試合まで粘ってほしいけれど、、、

今回の44巻ですべて出し切ってしまった千早がここからどうやって2勝するか・・・

展開が読めません。早く続きが読みたいです!

 

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