王様ランキング【第8巻】は2020年8月12日(水)に発売されました。
この記事では『王様ランキング』最新刊8巻のあらすじや感想（ネタバレ含む）をご紹介します。
この先ネタバレの内容を含みますが、「やっぱり文章ではなく漫画として読みたい！」という方は下のリンクで読む事ができますのでお試し下さい。
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王様ランキング【第8巻】のネタバレ・内容
93話
ドーマスの前に現れたデスハー。ボッスと戦うと話すデスハーに、あの無敵のボッス様と戦うだと？と懐疑的なドーマス。
デスハーとどう戦うか考えあぐねているドーマスの前で、デスハーは突如別の方向に向かっていき、どこかへ雷を投げたと思ったらまた戻ってきた。
何やらオウケンを仕留めたと話し、自分との対峙をおろそかにするデスハーにカチンとくるドーマス。
あの重い金棒ならスピードも遅いだろうと考えるドーマスに対し、デスハーが振ったスピードはあまりにも早く…
94話
デスハ－を止めるため、彼と対峙するドーマスだが、フェイントに惑わされたところに金的をくらい悶絶する。
デスハーに哄笑されながらも、せめてこの国だけは守ろうと立ち上がるドーマスとそれを見て奮い立つホクロ。
しかしデスハーはそんなドーマスの持つ剣をあっさりとはじき飛ばし、ただ一人の首だけを求めており、この国に要は無いと告げる。
そこにギガンテスにつれられたボッジが現れ…
95話
デスハーとドーマスのいる元に突如現れたボッジ。ボッジが生きていたことを知り、感涙するドーマスとホクロだったが、一方ボッジは己を殴り苦悶している。
一緒にいたカゲは、それはボッジが自分を殺そうとしたドーマスへの負の感情と戦っていることを察し、ドーマスを恥知らずと罵る。
ドーマスは己の罪を悔い、高場から落ち死のうとするが死ねず、ホクロに励まされボッジと国を守るため戦うことを再度決意する。
一方、デスハーは呆れかえり、部下たちにギガンテスを捕まえるよう指示するのだった…
96話
己を捕らえようと襲い掛かってくる冥府騎士団たちを蹴散らすギガン。ドーマスとホクロも加勢し、自分も戦おうと出るボッジとカゲだが、その隙をついてデスハーは雷を投げ、ギガンを一発で気絶させてしまった。
デスハーが狙う人物とは一体誰なのか問いかけるドーマスに、デスハーは冥府の罪人を連れ帰り、今回の首謀者ミランジョに死をもって償わせることが目的だと答えた。
ミランジョの名を聞き、ボッジは己の母が酷い傷を受けた時のことを思い出すのだった…
97話
ボッジの回想。
ボッジを守って矢を何本も受けながら、ミランジョにこの子だけはと懇願する母。
母の体の隙間から泣きながら一部始終を除いていたボッジは、母がまた矢を受ける衝撃を感じながら、突如としてミランジョが落ち、彼女の近くにいた怪物のような足を見たのだった…。
回想しながら涙を流すボッジだが、それを見ていたカゲに心配させまいと涙を拭い微笑む。
一方ギガンを冥府に連れ帰ろうとする冥府騎士団たちの前に、ボッジはそうはさせまいと立ちはだかるのだった。
そんなボッジにデスハーはギガンが何をしたのか語りだした…
98話
ボッジたちに、ギガンが昔自分が雇った傭兵団にいたこと、そして戦う相手がギガンテス軍だったため裏切ったので、その罪によって罪人となったことを話した。
一方倒れているギガンは、その戦いの際にギガンテスたちをおびき出すために彼らの子どもを痛めつけていたこと、そしておびき出されたギガンテスたちがむごい殺され方をしているのに耐えかねて裏切ったことを思い出していた。
そしてその時にそのギガンテスの子どもにとどめを刺したのがデスハーであり、裏切ったギガンを倒したのは若かりし日のオウケンであったのだ。
その怒りを思い出し襲い掛かってくるギガンに、デスハーはそれが戦争だ、と雷を向けるのだった…
99話
一方その少し前、オウケンと戦う冥府騎士団たち。なんとかオウケンの右手と首を切り落とすも、あっという間にくっついて治ってしまった。
しかしデスハーが投げた雷がオウケンに直撃し、オウケンは倒れた。そこにデスパーが現れ、急ぎオウケンの持つ剣を破壊し、気絶したオウケンを縄で縛り上げた。
あんなに優しかったオウケンがこんな風になってしまって…と悲しむ騎士団長に、「不老不死になったことにより、オウケンは心を失ってしまった。もう自我もなく、人間ですらない」と話すデスパー。
その一方時は戻り、デスハーに対峙するギガン。
デスハーが雷を放つが、飛び込んできたボッジがその雷をレイピアで受け止め、地面に雷を放電して無効化したのだった。
100話
ボッジの思わぬ行動に驚くデスハーだったが、今度は自分の持つ金棒に雷を帯電させた。
ボッジは慌ててデスハーに何かを必死に訴えるが、全く通じない。
カゲが通訳すると、ボッジはギガンを連れて行かないでと言っているのだった。
デスハーはボッジに少し待てと言い、テレパシーのようなものでデスパーと会話する。
ボッジに何を教え何を与えたのか、ボッスと戦うために体力を消耗したくないから答えるよう問い詰めるデスハーに、あなたではボッジにもボッスにも勝てないと答えるデスパー。
そして、さらにデスパーはなんと「ボッスにはボッジ君を当てます」と続けるのだった…！
101話
ボッスにボッジを当てて無防備になったミランジョを殺し、さらに魔人の首を獲る。だからここは自分にまかせて退いてほしいと話すデスパー。
それを聞きデスハーは引き返すことにするが、ギガンは連れ帰り冥府騎士団に入れるとボッジたちに告げる。
そして昔のことをデスハーは回想していた。ギガンテス軍を壊滅させた際のデスパーとの言い争い、そして優しかったオウケンが不老不死になり助けてと苦しむ様、そのオウケンがいつしか非道な快楽殺人者になってしまったこと…。
102話
ギガンと追いついた魔獣たちと共に冥府に帰ってゆくデスハー・冥府騎士団。
そしてドーマスはボッジに駆け寄り、土下座して過去の罪を謝罪した。しかしボッジはドーマスのことを直視できず、背を向けて俯き震えるばかりだった。
103話
見かねたカゲが飛び出てドーマスとホクロを責めるが、ボッジは泣くばかりのドーマスとホクロを尻目に、たまらずどこかへ走り去ってしまった。
カゲはボッジの複雑な心境を察して自分なりにボッジを励まし、一方ドーマスたちは、いつかボッジに許してもらえることを願い、冥府の入り口を壊しに向かったのだった。
104話
一方その頃、ミランジョの鏡を持って移動するアピス。そこに突然刺客が現れ、アピスは倒されてミランジョの鏡を奪われてしまう。
そして倒れたアピスのもとにボッジたちが現れ、一方オウケンの意識が戻り…。
〈番外編〉デスパーの投資
デスパーの元で修業中のボッジ。今日の課題は【カゲと二人でお金を稼いで来ること】だった。
社会勉強と言いつつも、実際は単にお金が欲しいだけのデスパーに呆れるカゲだが、とにかくどう稼ぐか頭を悩ませる。
そして思いついたお手玉当てゲームでたんまり稼ぐが、そこに見るからに貧しい身なりの少女が現れる。
その少女にはわざと負けてあげようと考えたボッジだが、カゲはそれでは少女にとって本当の為にはならない、とその提案を突っぱねる。
結局少女はゲームに負けるのだが、カゲはデスパーに自分たちが稼いだお金を使って少女を助けてほしいと頼む。
デスパーは、少女に勉強を教え、その都度少しずつお金を渡すと話す。それは投資であり、勉強して考える力を身に着ければ貧困は無くなり皆がもっと豊かになれる、ということだった。
なんだかんだ言ってデスパーはやっぱり良い人だ、とほほ笑むボッジとカゲ、そして少女は勉強に励むのであった。
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王様ランキング【第8巻】の感想と考察。
何やら巻が進むごとに、この世界で行われている酷いことが明らかになっている。ギガンテス軍への仕打ちは凄惨の一言に尽きる…。
今回ようやくデスハー・デスパー兄弟の確執の理由が明らかになったが、どうもこれだけが理由ではない気がする。あるとすればオウケン絡みだろうか？
そしてボッジのドーマスに対する苦悩。そりゃ自分を殺そうとした相手だから、複雑な気持ちになるよな…こういう時さっと許してハイ終わり、とならないところがこの漫画の良いところだと思う。一見聖人君子のようなボッジが、この描写によって一段深い人間味を与えられていると感じる。
それにしても、ボッジがミランジョのことを知っていたとは…しかもよりによってお母さんを痛めつけていたのがミランジョだったとは！
倒れたミランジョの傍にいたのが何だったのかも気になるし、今回ミランジョを連れ去ったどこかの王様らしき謎の人物は一体何者なのか！？
まとめ
以上、王様ランキング【第8巻】のネタバレ・内容、感想を紹介しました。
ボッジは自分の父であるボッスと戦うことになってしまうのでしょうか？
そしてボッジは最終的にミランジョと対峙することになるのか？
その時ボッジは何を思いどうするのか！？
非常に気になります！
次の巻が早く読みたいですね！
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