駆除人【第3巻】は2019年4月25日に発売されました。
この記事では『駆除人』最新刊3巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。
魔物学者のベルサが仲間になり3人になったナオキ一行。
海を渡り辿り着いた先にはどんな『駆除』が待っているのでしょうか?
この先ネタバレの内容を含みますが、「やっぱり文章ではなく漫画として読みたい!」という方は下のリンクで読む事ができますのでお試し下さい。
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駆除人【第3巻】のネタバレ・内容
海を渡り密林の島へやって来たナオキ達。
通常の大きさを遥かに超えるサイズの魔物たちに興奮するアイルとベルサ。
ダンジョンと化した森を抜けると、そこには一軒の家があった。
ナオキは家の中に見慣れたモノを見つける。
それはカレンダーだった。
そして家の裏手にあった井戸を覗き込んだ。
ゴッ!
中から現れた古代ギリシャ風の男の頭がナオキのアゴを直撃する。
その男はマルケスと名乗り、自分も異世界転移者だと言った。
マルケスはダンジョンマスターだった。
ダンジョンや魔物の話で盛り上がるマルケスとベルサだが、ナオキは全くついていけず、アイルは盛大に寝てしまっていた。
百聞は一見に如かずとマルケスにダンジョンを案内してもらうことになる。
やってきたのは一面砂漠の世界。
ここでも魔物の発生について語り合うマルケスとベルサだが、あまりの暑さにベルサが倒れてしまう。
腕試しをしたくなったアイルを置いて、ナオキ達は井戸まで戻る事にする。
のどかな林の元にあるベンチでお茶を飲みながらナオキはマルケスの話を聞いていた。
マルケスは『勇者』として魔王討伐のために召喚されていたのだった。
そしてスキルを取得して辿り着いた先にあったスキル『不死の身体』。
それをマルケスは迷うことなく「取得してしまった」とナオキに説明した。
ほのぼのとお茶を飲みながら談笑する2人。
ふとマルケスからスキルに惑わされてはいけないナオキは忠告される。
スキルを取っても心は強くなっていないと。
マルケスはダンジョンコアを取り除いたことで、ダンジョンの崩壊に巻き込まれて仲間を失ってしまったのだ。
しかも一人脱出したときには他の勇者によって魔王は討伐されていた。
そして震えながらナオキにお願いしようとするマルケス。そしてナオキはその願いを何となく察知してしまう。
そこへ見張りのガイストテイラーからスノウフォックスの大量発生の報告が入った。
マルケスはナオキにその駆除を依頼する。
その場所は極寒の地のため、ナオキとアイルで向かう事になる。
何日もかけ駆除に出るナオキ達。
先日のマルケスとの会話で
「僕の命を奪ってほしい」
というマルケスの願いを断ったナオキはマルケスとの間に出来てしまった距離感を気にしていた。
そしてマルケスが酔いつぶれた頃に毎夜、ガイストテイラーたちに何かを教えに行っていた。
そして20日間で500匹の討伐を終えたナオキ達は、島を離れる事になる。
マルケスとの別れをした後、しばらくしてナオキはマルケスの元へ駆け戻ってきた。
再びマルケスの淹れたお茶を飲みながら、マルケスの願いの話をする二人。
マルケスはナオキに対して人殺しにしてしまうところだった、と謝った。
ナオキはマルケスに対して意思疎通のできるガイストテイラーも『仲間』だと伝えた。
実はナオキはスノウフォックスの駆除を引き受けている間、夜にガイストテイラー達へお茶の淹れ方を教えていた。
そこで聞いたガイストテイラー達のマルケスを思いやる気持ち。
そしてガイストテイラー達の淹れたお茶を飲んだマルケスは涙を流し、気持ちを救われた。
島を出るナオキ達だったが、船は水竜によって壊されていた。
水竜はナオキの持っている赤竜の魔石の匂いを求めてやってきていた。
赤竜は水竜の彼氏らしい。
その赤竜が町で浮気をしているようで、ナオキ達は壊れた船を引っ張ってもらい、水竜と一緒に町へ向かう。
その道程で、竜も恋をして卵を産むという事実に自分の性欲の問題を認識してしまったナオキ。
彼女もいるのに女の子のいる店に入り浸っている赤竜に怒りを覚えたナオキは、水流とノリノリで町へ向かった。
町へ着き、美少女へ変身した水流と一緒へ向かったのは『黒龍の館』。
そこで女の子をはべらせてイチャイチャしている黒龍だったが、水竜によって外へ引きずり出され痴話げんかを始めてしまった。
館の中ではダンディな人型の主・黒龍がナオキ達の前に現れる。
腕試しを兼ねて黒龍から依頼を持ちかけられるナオキだったが、報酬の部分で受けるのを渋っていた。
持ちかけられた『船と地図』に少し魅力を感じつつ、更に提示された『娼館』で快諾する。
今回の駆除対象は『大量のゾンビと1匹のドラゴンゾンビ』。
ドラゴンゾンビは元は黒龍のかつての仲間であり、師匠でもあった光竜という美しい上位の竜だった。
しかしある時、勇者に挑まれ負傷するも止めを刺されず、その傷がもとでゾンビ化してしまった。
ゾンビ化した光竜の毒霧で近くの町の人々はゾンビ化し廃墟と化していた。
手分けして駆除に当たるナオキ達。
ドラゴンゾンビはアイルが見事に討伐し、その中からは魔石が出て来た。
ナオキから光竜の魔石を受け取った黒龍は泣き叫び、竜となって空へと飛び立っていった。
そして次の町へ向け出港するナオキ一行。
その船上でナオキは2人に対して大事な話をする。
次の町に着いたら娼館へ行きたいから別行動をする、と。
それを聞いたベルサとアイルはまんざらでもない感じで、仕方なさそうに服をはだけながらナオキにくっつくが拒むナオキだった。
そして到着した町ではナオキをこの世界へ導いた神との出会いを匂わせて3巻は終わる。
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駆除人【第3巻】の感想と考察。
ナオキと同じ転生者・マルケスとの出会いでダンジョンの仕組みなどが語られました。
ナオキは使命を帯びていない分、自由に行動できていますが勇者っていうのも辛い存在ですよね。
しかも『別の勇者』が魔王を倒していたとか、自分の存在価値も無くなる感じで仲間も失ったマルケスの空しさは計り知れません。
ナオキの行動が救いになって何よりです。
そして出て来た性欲の問題。
というか魅力的な2人と関係を持たないあたり、ナオキのリスク管理能力を感じます。
案外2人は気にし無さそうですけど、娼館に行くと宣言する当たりはある程度遠慮しなくても良い相手だとナオキも理解しているのでしょう。
2人との関係も今後の気になる部分です。
そして神。
どんな出会い方をするのでしょうかね。
ナオキへ新たに使命が与えられたりするのでしょうか。
まとめ
以上、駆除人【第3巻】のネタバレ・内容、感想を紹介しました。
神との出会いはどのようなシチュエーションなのでしょうか?
まさかの娼館か!?
続きがなかなか出ないので待ち遠しいですね。
一応、打ち切りという訳では無いようですので、4巻に期待です!
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