アクタージュ【第98話】は2020年1月27日発売の週刊少年ジャンプ2020年9号に掲載されました。
この記事では最新話【第98話】『風』のネタバレを含むあらすじと感想をご紹介します。
前回の話をまだ読んでいない方はこちらから先にご覧ください。
この先、ネタバレの内容を含みます。
アクタージュ【第98話】最新話のネタバレ・あらすじ
自分の立ち位置を思い出し、芝居を終わらせるために芭蕉扇を振りかざした夜凪。
その芝居には感情がなく、それは舞台のそでから見ている花子にも明らかにわかりました。
心無い嘘偽りの芝居で乗り切ろうとしている夜凪を見て、花子は言うのでした。
「残念です」
それは夜凪のそばで演じている共演者たちも感じ取っていました。
陸の、一度濁れば二度と戻れないという言葉を思い出した武光は心の中で夜凪を制止します。
(お前はそんな芝居をしちゃいけない役者だ)
自分たちを変えてくれた夜凪を助けたいと願う市子は、正面にいる陸と目があいます。
不遜に微笑む陸を見て、市子や武光は黙ってうなずくのでした。
ちらりと横にいる白石を見た陸に、白石もゆっくりとうなずきます。
一歩、踏み出そうとした白石を陸は手で押さえるのでした。
夜凪が芭蕉扇を振ろうとした一瞬。
その手をつかんで止めたのは陸でした。
演出家の黒山や、花子は驚いて目を見開きます。
モニターから見守る千世子やアラヤも固まったまま動けません。
一番驚いているのは夜凪本人でした。
芭蕉扇を仰ぐのを止めるという芝居に、観客たちも困惑しています。
天知は台本にない芝居だと隣にいるアリサに告げるのでした。
「彼ら舞台を捨てたんです」
舞台を捨てて、夜凪の芝居を守ったのだとアラヤは言います。
(どうして)
終演まであと数秒だったにもかかわらず、自分を止めた仲間たちが信じられない夜凪。
すべて終わってしまったと感じるのでした。
(私の芝居が、みんなに舞台を捨てることを強いらせた)
自分のせいで負けてしまったのだと思い知った夜凪。
弱い自分に腹が立つと感じ、涙を浮かべるのでした。
(腹が立つ、みんなを負けさせた自分に)
芭蕉扇を落としてうずくまってしまう羅刹女に、観客たちも混乱しています。
(腹が立つ、本当は皆にありがとうって思っている自分に)
そんな夜凪に、幼い日の夜凪が話しかけるのでした。
一人じゃないんだね、と夜凪に話しかける幼い夜凪。
役者であるからこそ一人ではないのだと夜凪は感じているのでした。
あの頃の自分でもなく、花子が描いた羅刹女でもないと彼女は言います。
「だってあなたは今、こんなにも幸せだから。怒りも悲しみももう過去のことだから」
「今なら演じられる?」
笑顔で問いかける幼い日の自分に、夜凪は涙をぬぐって動き出すのでした。
花子は描かれる予感を感じていました。
真っ白なキャンバスに、怒りの先の感情が描かれるのではないかと願う花子。
夜凪は芭蕉扇を再び握ります。
思わず手を伸ばす花子に向って夜凪は、芭蕉扇をひと振りするのでした。
夜凪の視線と花子の視線が絡みます。
(私は羅刹女。過去の怒りと悲しみに囚われそのおかげで)
(今、持っているものの豊かさに気が付いた)
すがすがしい笑顔で芭蕉扇をふるった羅刹女。
その風は花子のもとまで届きます。
圧倒されるように花子は思わず座り込んでしまうのでした。
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アクタージュ【第98話】のネタバレをご紹介しましたが、やはり絵と一緒に読んだ方が断然!面白いですよ。
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アクタージュ【第98話】最新話の感想
夜凪なりの解釈で羅刹女を演じることができたように思います。
それは花子が望んだ答えにも近かったように感じました。
事情を知らない観客には少し伝わりにくい結末だったような気がするのですが、次回がどのような展開になるのか待ち遠しいです。
まとめ
以上、アクタージュ【第98話】のネタバレ・感想をご紹介しました。
次号も見逃せませんね。
次回のアクタージュ【第99話】は2020年2月3日発売の週刊少年ジャンプ2020年10号に掲載予定です。
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