アクタージュ【第10巻】は2020年2月4日(火)に発売されました。
この記事ではアクタージュ最新刊10巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。
この先ネタバレの内容を含みますが、「やっぱり文章ではなく漫画として読みたい!」という方は下のリンクで読む事ができますのでお試し下さい。
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アクタージュ【第10巻】最新刊のネタバレ・内容
本番まで7日を切り、稽古は佳境を迎えていた。
武光が舞台に選ばれ、夜凪と共演している事に二人とも嫉妬しているのだった。
勘当された親父でも見に来るのかと真咲が冗談のつもりで言うと、その通りだと武光は返すのだった。
周囲のみんなこそがこの舞台の成功の鍵だと語るのだった。
けれども二人の顔は冴えない。
すさまじい怒りを纏ったの景に、スタッフも言語を飲み込んでしまう。
その話を偶然聞いていた王賀美は、白石の償いという言語に心を乱される。
父親への忌まわしい記憶を武器に戦う夜凪に、限界を超えるために仕掛けを準備していると語る花子。
心的外傷を抉る花子の言い回しに息を荒げる景。
夜凪以外のキャスト全部に話があるという。
稽古場で白石と朝野が喋っている。
その場を離れようとしそうになるが、例えるなら自らが逃げているようだと改めて戻ろうとすると表現の花子がやってきてみんなを集める。
その仕掛けを決行した時、夜凪の精神様子が如何になるかわからないため、そうなった時に周囲のみんなに支えて望むと告げる。
夜凪の芝居はあの日を境に一変し、王賀美は歓喜していた。
現在重要な事は一つだけ。
花子の言い回しによって生まれた「怒り」を羅刹女に活用する事。
稽古の時になり武光が外に出ると、夜凪が待っていた。
二人に会わなくて良かったのかと武光が尋ねると、実際は羅刹女の心境から遠のくのが嫌だから、と答えるのだった。
舞台の幕が時を過ぎても上がらない事に異変を感じる客席、モニターごしの千世子たち。
けれども花子に「勝ちたいんでしょう?」と焚き付けられた景は、歯をくい縛り舞台へ向かう。
白石も他にも王賀美と同じ舞台に立ち、十年前の償いが可能な場を提供してくれた夜凪に感謝していた。
共演する夜凪の芝居と見比べられる事に朝野は驚異を感じていたが、それを糧にして向上するつもりであり彼女には感謝していると話す。
そのような中で、花子が提供しているといっていた「景の限界を越えるための仕掛け」に気づいた共演者たち。
花子の言語が事実か如何にかはいまは如何にでもいい。
花子から告げられた景の父親との結びつき。
それとともにあまりに激しい芝居に共演する他の俳優の中には戸惑い見せるものもいた。
千世子を超えるため、一段と一段とと夜凪は毎日、怒りを研ぎ澄ませていた。
黒山と別のチームで業務をする事になってから距離をとっていたが、敵には慣れた方が良いと心の内を改め訪ねてきたのだった。
調子に乗るなと言われるが、自らは色んなものを犠牲にしてきているのでそれだけはないと言い放つ。
王賀美はそのような手を使ってでも、景の限界を超えさせようとする花子を「人としては如何にしようもないが、俺の味付け居宅としてはそれぐらい傲慢な方がいい」と言う。
ただし今現在の景の精神ステータスで芝居は可能なのか。
ある日、夜凪が黒山のオフィスを到来、昔のように振る舞っている。
武光は喫茶店で源真咲と湯島茜に会い、舞台のチケットを渡し招待していた。
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アクタージュ【第10巻】最新刊の感想
感情ばかりが昂って観客側を意識する事ができていないので、人に見てもらうための演技ではなくなっているというのがその要因です。観客を怯えさせ、目を背けさせるという夜凪の演技では、視聴者を多く入手するという事はできないでしょう。ラストの凄まじい迫力に強く惹きつけられる表現が非常に印象深い回でした。怒りを演技に乗せる事には成功した夜凪ですが、これではかえって千世子に負けてしまう気配が漂ってきました。採り上げるのの勝利前提は視聴者数で上回る事なので、見てもらえる芝居でなければなりません。怒りを演技に活用するという事で掴みには大成功したようですが、この先それで足をすくわれる展開にもなりそうで、不穏な空気が感じられます。
まとめ
以上、アクタージュ【第10巻】のネタバレ・感想をご紹介しました。
愛情を感じられなかった怒りをもって演技をスタート出来てしまっている夜凪の演技に変化があればと思います。
次の巻が早く読みたいですね!
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