アクタージュ【第105話】は2020年3月16日発売の週刊少年ジャンプ2020年16号に掲載されました。
この記事では最新話【第105話】『サイド乙』のネタバレを含むあらすじと感想をご紹介します。
前回の話をまだ読んでいない方はこちらから先にご覧ください。
この先、ネタバレの内容を含みます。
アクタージュ【第105話】最新話のネタバレ・あらすじ
天使と悪魔の二つの顔を使い分けてきた演出について陸は考えます。
牛魔王の前ではずっと美しかった、と。
夜凪のように牛魔王の前で怒りを見せなかった千世子の演技が意味するのは、牛魔王への愛だと陸は解釈するのでした。
(恨みたくとも恨み切れないでいる)
しかし三蔵法師一行が目の前に姿を現すと、羅刹女はまた豹変して悪魔のような顔を浮かべます。
殺し合いに身をゆだねることによって、牛魔王への想いを忘れようとしているのでした。
千世子たち、サイド乙のほうがずっと羅刹女の向き合っていると陸は苦笑します。
(結局、人を成長させるのは怒りでも憎悪でもねぇな、花子さん)
陸は、原作を理解して話の筋を通した演出をする黒山のことを思い浮かべます。
(あんたの下で芝居をする機会はもう俺にはなさそうだ、残念だよ)
もともと、黒山と仕事をするつもりで日本に戻ってきた陸。
夜凪を泣かせたと世間が認識している以上、日本での再起ははかれないだろうと思うのでした。
そんな陸の気持ちを察したように、隣に座る白石は自分が夜凪を止めるべきだったと後悔します。
戦いの後、孫悟空は羅刹女を説得するのでした。
殺し合いに溺れることに救いを覚えた羅刹女は、ここで孫悟空と決着をつけるのは惜しいと思ったのか火焔山の炎を鎮めようとします。
それは夜凪たちの敗北と、陸への非難が決定的なものになる瞬間でもありました。
しかし、羅刹女が芭蕉扇を振り下ろそうとするその手を、孫悟空は止めます。
その時、アラヤが演じたのは牛魔王の顔でした。
その顔を見て、羅刹女は泣き崩れます。
それは夜凪たちと同じ結末でした。
黒山は納得するように、つぶやきます。
「惚れた男への想いが殺し合いなんかで忘れられるかよ」
孫悟空なら、それがわかっているはずだと黒山は言うのでした。
最後の芝居を変えたい、と黒山は演者たちに頭を下げていたのです。
夜凪たちと帳尻を合わせるために台本を変えるのか、というアラヤの問いに黒山は頭を下げたまま言うのでした。
「いや単にそうすると思ったんだよ、孫悟空なら」
共演者たちはアラヤの返答に任せると答えます。
なるほど、そう来るかとアラヤは真顔で返すのでした。
「じゃあ頭を下げるのはずるいな、あんた案外人たらしだね」
演出家を名乗ると楽なのだ、と黒山は内心で考えます。
花子のように自分のエゴの為に役者を泥船に乗せるところまでは、と。
(大切なのはその先、役者たちを乗せた船のその航路が見えているかどうかだよ)
花子が向き合うべきは、無理やり作った敵でも自分の中の炎でもない、と黒山は言うのでした。
「どうしてもそれを愛してしまう、そういう自分を許すことだろ」
黒山の考えを裏付けるように、涙をぬぐう千世子を見つめる花子の目にはどうしても絵を捨てることのできない自分自身が映っているようでした。
「羅刹女は怒りの物語じゃねぇ、手前の気持ちを認められねぇ女が孫悟空に背中を押される」
「そういう救いの物語だ」
千世子が芭蕉扇で吹かせた風は客席に届き、スタンディングオベーションで終幕を迎えます。
アリサは陸への非難の声まで封じた黒山の手腕を認め、借りができたと嫌そうに語ります。
千世子の演技を見た、夜凪の瞳にはまた光が灯り決意の表情が浮かんでいるのでした。
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アクタージュ【第105話】のネタバレをご紹介しましたが、やはり絵と一緒に読んだ方が断然!面白いですよ。
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アクタージュ【第105話】最新話の感想
夜凪たちのアクシデントをまさに台本通りだと認めさせた黒山の演出がとてもすごかったです。
今回の羅刹女の舞台は、黒山のすごさを語るためにあったのだと思わせるくらいだったと思います。
また、それを見た夜凪にも何か感じるところがあったようですね。
初日以降の公演も楽しみになってきました。
まとめ
以上、アクタージュ【第105話】のネタバレ・感想をご紹介しました。
次号も見逃せませんね。
次回のアクタージュ【第106話】は2020年3月23日発売の週刊少年ジャンプ2020年17号に掲載予定です。
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