MAJOR 2nd【第20巻】は2020年7月17日(金)に発売されました。
この記事ではMAJOR 2nd最新刊20巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。
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MAJOR 2nd【第20巻】最新刊のネタバレ・内容
■辻堂に大敗してしまった大吾達は……?
辻堂中学との試合にボロ負けしてしまった大吾ら風林中学。
この大敗を受けて睦子はもっと練習して強くなろうと張り切るものの、意外にもキャプテンの大吾がそれに反対。
これ以上の無理をして怪我でもしたら元も子もないし、練習意欲だって部員それぞれで個人差があるのだから……と。
それでも睦子は食い下がったが、すると大吾は「じゃあどうすれば良かったんだよ! 俺なりに一生懸命やってきたのに……」と叫び、そのまま倒れてしまった!
病院で診察してもらった結果、ストレスなどによるパニック発作を起こして倒れたのだろうと言われる大吾。
そんな彼の前に颯爽と現れたのは、四国でリーグ戦中だったはずのおとさん――茂野吾郎だった!
■父・吾郎に悩みを打ち明ける大吾だったが?
薫から息子の状態を知らされた吾郎はすぐさま病院まで飛んでくると、そのまま大吾を連れて二人でドライブへ。
一緒にファミレスで食事したりキャッチボールしたりしながら、大吾の悩みを聞こうとしてくれる。
大吾はそれをやや鬱陶しいと思いつつも、辻堂との試合後ずっと胸に溜め込んでいた想いをぶちまけた。
光が大怪我から復活したのは嬉しいけれど、風林中を「ママゴト野球」だと煽られて素直に祝福できなかった事。
その光がいる辻堂にボコボコにされたのは悔しいけれど、風林の今の練習環境ではリベンジなんて無理だという事。
風林中野球部は未だに指導者はおらず、部員もマネージャーを含めて僅か10名。
そんな環境で大吾や一部の部員が気を吐いたところで、辻堂と互角に戦えるレベルになれるわけがなかった。
……そんな大吾の訴えに吾郎もしばらく言葉を失ってしまう。
しかし、しばらくすると吾郎は「なら俺が監督をやってやる」ととんでもない事を言い出して……!?
■新監督・茂野吾郎の誕生なるか!?
父の発言に大いに戸惑う大吾を置き去りにして、さっそく風林学園へと乗り込んで校長に直談判を始める吾郎。
だが、風林中の校長室で彼を待ち受けていたのはなんと……元海堂高校のマネージャー・江頭だった!
江頭曰く、風林学園は昨年から経営方針を一新し、スポーツよりも勉学に力を入れる進学校に変わろうとしている最中らしい。
野球部の監督が不在になっている理由も、就任予定だった国友(現・辻堂野球部監督)に風林側から依頼を取り下げたからだと判明。
また今後の野球部の活動に新しく予算を割くつもりもないという。
それを聞かされた吾郎は「だったら俺が無償で……!」と食い下がるも、まだ現役でプロ野球選手を続けている彼にはそもそも監督資格がない事を指摘されてしまった。
こうして風林中野球部の指導者問題はまた暗雲が立ち込めていき……。
■江頭に続いて現れた意外な前作メンバーは?
自身の監督就任は叶わなかったものの、それでも一度乗りかかった船として「誰か、俺に変わる適任者を探してやる」とスカウト活動を続ける吾郎。
そんな彼が真っ先に声をかけたのは、薫の弟であり、吾郎にとっては高校時代のチームメイトでもある男・清水大河だった。
美容師として自分の店を構えている大河は「兄貴の頼みなら」とあっさり引き受けて、野球部の練習にもあっさり顔を出してくれる。
しかし長年のブランクと、数年前に負った右手のケガが原因でノックもまともに打てない状態になっていた……。
颯爽と現れたのにロクな指導もできずに帰っていく大河を部員達はガッカリした目で見てしまう。
だが、誰よりも大河自身がそんな情けない自分を許せなかった。
彼は翌日、バットとボールを持って河川敷へ向かうと、一人そこでノックの練習を始める。
そして汗だくになりながらも僅か数時間の練習で、綺麗なキャッチャーフライを打ち上げられるまでに野球勘を取り戻してみせるのだった。
■風林の新監督がついに決定!?
前日とは見違えるほど綺麗にノックを打ち分けて、臨時コーチとしての務めを果たす大河。
しかしセンス溢れるが故に高校時代も特に指導者を必要としなかった彼なので、「だから俺もお前達に大した指導はできない」と大吾に宣言。
やはり監督は監督で、別にきちんと用意してもらわなければチームのレベルアップは難しかった。
一方その頃、監督探しが行き詰っていた吾郎の前には、現役引退して暇を持て余す寿也が顔を見せていた。
寿也は眉村から「茂野が息子の中学の監督をしてくれないかと頼んできた」という話を聞き、それならと自分から吾郎の所までやって来たのだ。
「息子の光が大吾くんに暴言を吐いたらしいというのが父親として許せない」と、自分の学生時代の吾郎に対するオラつき具合を棚に上げて放す寿也。
吾郎は当然それにツッコんだが、それでもアマチュア指導免許を持つ寿也が協力してくれるというのは渡りに船だった。
問題は、寿也もまた海堂高校時代に江頭と一悶着を起こしている事なのだが……?
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MAJOR 2nd【第20巻】最新刊の感想
今回は前作「MAJOR」の高校編に登場したキャラが次々と現れて、シリーズファンにとっては嬉しい内容でしたね。
特に大河の登場と臨時コーチ就任は意外な展開で、読んでいて驚かされました。
ケガとブランクからあっさりと立ち直るその天才的な野球センスは相変わらずでしたが……
天才であるが故にきりんと指導された経験がなく、自分も大吾達に大したことは教えられないというオチも含めて面白かったです。
おそらく吾郎が監督になっていても同じようなオチが待っていたのではないでしょうか?
その点、寿也はまだ期待が持てる人物ですから立候補してくれて助かりましたね。
あとは江頭の妨害さえ無ければ何とかなりそうな気がしてきましたが、江頭はここからいったいどう動くのか?
彼の動向も楽しみですね。
まとめ
以上、MAJOR 2nd【第20巻】のネタバレ・感想をご紹介しました。
寿也は大吾と同じキャッチャーとしてメジャーで大活躍した選手ですから、そんな彼の指導を受けて大吾がどんな成長を見せてくれるか楽しみです。
次の巻が早く読みたいですね!
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