蜘蛛ですが、なにか？【第9巻】は2020年10月10日(土)に発売されました。
この記事では『蜘蛛ですが、なにか？』最新刊9巻のあらすじや感想（ネタバレ含む）をご紹介します。
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蜘蛛ですが、なにか？【第9巻】のネタバレ・内容
いつもは小細工を使って敵を罠に嵌めて戦う主人公だが、今回はマザーの罠に嵌められた。
体の自由が利かないと思ったら、初手でマザーの爪がかすっており、体が抉れている。
アーク5体の連続攻撃により、徐々に体が欠損していく。
狭い洞窟では逃げ続けられないと判断した主人公は、毒霧を利用して逃走する。
逃走した先にいたのは、あのパペットタラテクトである。
万全の状態でも厳しいのに、今は手負いである。
前のパペット、後ろのアーク、絶体絶命である。
少しずつ体力を削られていき、死が頭をよぎる。
死にたくないと必死に抵抗する。
最後の手段と諸刃の技「死滅の邪眼」を使う。
この攻撃で倒しきるか、レベルアップしなければ欠損で身動き取れず死が待つのみである。
「生還」とにこやかに復活する主人公。
一瞬の隙をついて長距離転移で逃走に成功する。
安全な場所に退避できた。
今回はレベルアップしなければ死んでいた。
十分に反省したところで、進化の条件を満たしていることに気付いた。
エデ・サイネからザナ・ホロワに進化することにした。
今回は睡眠無効のスキルを持っていたから、進化中も眠らなくて済んだ。
ザナ・ホロワに進化するとスキルの熟練度が大きく上がっていることが分かった。
その中でも特に注目したのがスキル「不死」である。
システム内で死ななくなるらしいが、明らかにバランスブレイカーである。
ふと、見覚えのあるスマホが落ちていた。
スマホから「Ｄ」と名乗る声がする。
嫌な予感がして無視しようとするも「蜘蛛自爆ボタン」と脅されて仕方なく応じる。
Ｄが説明するには、ザナ・ホロワのスキル「不死」は壊れ性能だが、本来誰も到達できないのである。
その前のゾア・エレは腐食攻撃があるが、腐食耐性はない。
つまり腐食攻撃をした時点でゾア・エレは死ぬのである。
奇妙な偶然の巡りあわせで主人公はザナ・ホロワまで到達したのである。
主人公は世界で初めてザナ・ホロワに到達したユニークモンスターとなった。
ちなみに主人公がマザーに仕掛けている分体の精神攻撃はシステム外攻撃で、簡単に言うと神の領域に踏み込んでいるのである。
知らぬ間に神の領域に足をつっこんでいた主人公は得意満面になる。
まったくつっこまないＤに恥ずかしくなる。
Ｄは主人公に娯楽として期待しているらしい。
Ｄは主人公が死んで転生したと説明する。
クラスの25人が転生したのである。
そこで主人公は気付く。
クラスは26人だった。
そう、クラスメートの1人がＤなのである。
ポテチ片手に楽しむＤにイラつきながら主人公は、この世界で生きなければと決意する。
マザーと優位に戦いを進めるために、主人公はゲリラ戦を展開する。
現状タイマンで危険なのはマザーとパペットである。
この2種とは戦わず、それ以外を駆逐することでマザーを弱体化させようという作戦である。
順調に削りつつ海で休憩していたところ、蜘蛛の頂点となるオリジンタラテクト（魔王アリエル）が現れた。
てっきりマザーが蜘蛛の頂点だと思っていた主人公は完全に虚を突かれた形である。
アリエルは何かを話しかけてくるが、まったく言葉が分からない。
アリエルが腕を振っただけで主人公は消し飛んだ。
プカリプカリと頭だけになった主人公。
どうやら不死のおかげで生存はしているらしい。
平均ステータスが9万のアリエルはチートすぎだと不満爆発させつつも、すぐに気持ちを切り替える。
とにかくアリエルからは逃げながら、マザーを倒すと決める。
マザーもパペットを量産して対応する。
どうやらパペットを倒さないといけないようだと主人公は抜本から対応を考え直す。
主人公は洞窟の密閉した空間にパペットを集める。
そこで空間に大量に収納していた海水を放出して溺れさせる。
主人公はスキル遊泳により行動できるが、パペットたちはまともに動けない。
万物窒息によりパペットを撃破した。
さすがに魔王直属部隊だけあって一気に主人公のレベルが上がる。
アリエルがパペットがやられたことを感知して激怒する。
主人公はパペットもアークも各個撃破していく。
ここまでレベルが上がった主人公は、もはやマザーとも五分で戦える。
ついに、マザーを打倒することを決意した。
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蜘蛛ですが、なにか？【第9巻】の感想と考察。
ゲテモノを食って生き抜いた前半部がここにきて活きてくるのですね。
腐食攻撃持ちの生物に進化して腐食攻撃をしたら死ぬとか「誰だこのクソゲームを作ったのは」とかクレームが来そうな案件ですが、生き残った主人公は相当強くなっていますね。
その強くなった主人公ですら尻尾を巻いて逃げるしかない魔王アリエルの強さもとんでもないですけれど。
他のクラスメートのことが明かされましたが、既に死亡している可能性もありますが気になりますね。
まとめ
以上、蜘蛛ですが、なにか？【第9巻】のネタバレ・内容、感想を紹介しました。
当初からの大きな壁であったマザーとの対決に至りそうですね。
より強いアリエルが出てきたので、強者の壁としてのマザーの役割は終わった気がします。
次の巻が早く読みたいですね！
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