アクタージュ【第96話】は2020年1月6日発売の週刊少年ジャンプ2020年6・7号に掲載されました。
この記事では最新話【第96話】『限界』のネタバレを含むあらすじと感想をご紹介します。
前回の話をまだ読んでいない方はこちらから先にご覧ください。
この先、ネタバレの内容を含みます。
アクタージュ【第96話】最新話のネタバレ・あらすじ
舞台の最終局面で夜凪は自問自答していました。
こいつらを許すことができるのか、と。
夜凪の視線の先には花子や三蔵法師が立っています。
なんのために、どうして私が、と夜凪が考えた瞬間、体が勝手に動いたかのように持っていた芭蕉扇を投げつけていました。
芭蕉扇は舞台のそでにいた花子の眼前をかすめていきます。
三蔵法師が近づいてくる足音で我に返った夜凪。
(急げ、立て直せ。今すぐ。私は羅刹女だ)
自分の行動に焦ったように夜凪は考え、セリフを口にします。
仲間をやられてなお、怒りの炎を鎮めることができるのかと三蔵法師に問うのでした。
倒れたままの三人は夜凪の焦りが伝わってくるのを理解していました。
(今、一瞬、芝居を投げようとした)
観客には気づかれていないものの、夜凪の精神が限界に近付いていることを察した四人は焦ります。
夜凪もまた、三蔵法師への怒りを口にすることで自分を立て直そうとしていました。
夜凪の精神力を認めつつも、その姿の内に花子の姿を見た白石。
そでから見守る花子もまた、夜凪の怒りに満ちた醜悪な姿を自分自身だと感じていたのです。
「許して見ろ!」
怒りに任せて再度、同じセリフを叫ぶ夜凪。
白石は夜凪が花子の二の舞になってしまうことを恐れていました。
怒りに囚われて、炎の絵しかかけなくなってしまった花子。
夜凪も同じようにさせるわけにはいかない、と白石は考えます。
羅刹女は八戒を痛めつけながら、これでも許せるのか、と三蔵法師を挑発するのでした。
本来のあらすじであれば、三蔵法師はそれでも微笑んであなたを許します、と言うはずでした。
それをきっかけに怒りを鎮めるという解釈で稽古してきた夜凪たち。
しかし今の夜凪ではこの方法で怒りを鎮めることはできないはずです。
(忘れられる程度の怒りでは意味がない)
(そのために私は彼女を焚きつけたのだから)
花子は冷酷に感じさせるほどのまなざしで夜凪の羅刹女を見つめていました。
その夜凪の背後から少女の姿の夜凪が語り掛けます。
「ほら言ったでしょ、芝居より大切にしないといけないものが私たちにはあるんだよ」
白石は羅刹女の名を呼びながら思うのでした。
(せっかくの才能が行き場を失い消えてゆくのを見るのはこりごりだ)
白石が演じた姿は羅刹女の怒りの形相をそのまま写すかのような演技でした。
「あなたを許します」
稽古の時と同じセリフを吐きながら白石は怒りの表情を演じます。
思わずたじろく羅刹女。
言葉と感情が逆の演技に、見ているものも驚きを隠せません。
黒山はふいに言うのでした。
泣いている子供は同じように泣いている子供を見た時に泣き止むのだ、と。
自分と同じ感情に陥った人間を見た時に、人は我に返るのだという黒山。
「自分自身の醜さに気づいて」
たじろく羅刹女を前に三蔵法師は仲間に立つように告げるのでした。
陸は立ち上がりながら考えます。
(白石さんのおかげて光明が見えた)
立ち上がった三人と三蔵法師に囲まれた羅刹女。
武光もまた、強く思うのでした。
(俺たちで夜凪を終演まで導く)
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アクタージュ【第96話】のネタバレをご紹介しましたが、やはり絵と一緒に読んだ方が断然!面白いですよ。
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アクタージュ【第96話】最新話の感想
夜凪の芝居がいかに綱渡り状態なのかを感じさせる展開でしたね。
演じながら考えるしかない、と決めた共演者たち。
次回がどんな展開になるのか、どんなラストシーンになるのか想像もつきません。
稽古とは違う結末が待っていそうで、楽しみです。
まとめ
以上、アクタージュ【第96話】のネタバレ・感想をご紹介しました。
次号も見逃せませんね。
次回のアクタージュ【第97話】は2020年1月20日発売の週刊少年ジャンプ2020年8号に掲載予定です。
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