寄生列島【第1巻】は2020年7月6日(木)に発売されました。
この記事では『寄生列島』最新刊1巻のあらすじや感想(ネタバレ含む)をご紹介します。
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寄生列島【第1巻】のネタバレ・内容
東京から花山島という離島にやってきた女子高生の千堂千尋とその父親は、この島独特の異質な雰囲気を感じことになった。
2人は東京からやってきたよそ者という扱いを受け、差別的な目で見られていたのだ。
しかし、この島におけるおかしな部分はそれだけではなく、徐々に千尋らに襲い掛かることになる。
千尋は通っている高校にて孤立した状態であったのだが、島常というクラスの担任に元気づけられることになり、この先生だけは良い人だと思った。
しかし、この担任は誰もいない場所に千尋を誘い出すと、そこでいきなり襲い始めたのだ。
そこから逃げてきた千尋は、島常に襲われたことを島民の前で名指しするが、誰も信じてくれない。
島常はこの島ではいい先生で通っており、島民はみんな島常がそんなことをするはずがないと言うだけで、千尋が嘘を言っているに違いないと完全に悪者扱いされてしまう。
ただ、千尋らにとっての悲劇はそれだけでは終わらなかった。
後日、千尋らが住んでいた家が火事になっていたのだ。
島民はどうせ火の不始末だと言っていたものの、千尋らにはそんな覚えはなかったため、放火であることは明らかだった。
また、この島では連続で殺人事件が起き、その犯人は島に住んでいる幼い少女である中島莉子であった。
この莉子は父親を殺し、さらには島の駐在までもを殺していたのだ。
そういった状況に、島民らも動揺を隠せないでいたが、その後この島に研究者の蜷川理一郎がやってきた。
蜷川は千尋らと出会い、自身が研究している内容について話し始める。
蜷川はある寄生虫の存在を明らかにし、この花山島にその寄生虫が生息していることを示唆し始めたのだ。
この寄生虫に感染した人間は、倫理観を失ってしまい、常軌を逸した行動をとりやすいという特徴を持っているという。
そして、この島にはそんな寄生虫に感染した人間がうじゃうじゃいるという可能性があったのだ。
しかも、この寄生虫に感染しているか?どうかに関しては、外見などから判断することはできず、行動などから推測できるに過ぎなかった。
千尋や蜷川らは、この島からの脱出ルートを確保するために、船を探しに港へ向かった。
しかし、そこには船を燃やして不敵な笑みを浮かべている莉子がいたのだ。
信じられないという表情をする千尋の横で、蜷川は「実に興味深い」と言い、こちらもなぜか微笑んでいた。
蜷川が示唆した寄生虫の感染者として、この莉子はほぼ間違いないと思われたのである。
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寄生列島【第1巻】の感想と考察。
主人公の千尋とその父親、あとは一部の島民を除き、全体的に恐怖が蔓延している雰囲気を感じました。
寄生虫に感染している人間がどれだけいるのか?は完全には分からないものの、感染者はそれなりに多くいる可能性があるだけに、見えない敵が存在するような状況だと思います。
しかも、この話の舞台は離島であり、簡単に逃げることがしづらい環境となっているのも、この恐怖をより大きなものにしていると言え、ホラーサスペンスのような形で面白かったと思います。
まとめ
以上、寄生列島【第1巻】のネタバレ・内容、感想を紹介しました。
やはりこの島に寄生虫の感染者がどれだけいるのか?は気になります。
莉子はほぼ確定だと思いますけど、それ以外にも恐らくいると思いますし。
あとは船を燃やされた状況で、千尋らがどうやってこの島から脱出を図るのか?という点も楽しみです。
次の巻が早く読みたいですね!
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